テキレボ4イベントレポ。



はじめましての方も、そうでない方もこんにちは。
テキレボ4 E-18、「うずらやの小金目創庫」内、「うずらや。」の轂冴凪と申します。

2016年10月8日(土)、浅草で行われた「Text Revolutions 4」に参加してきました。
イベントレポは(参加3回目にして)初めて&とんでもなく長いので、読みづらい点ありましたらご了承願います。


 まず、イベント当日より前のおはなし。
 いきなり反省色が強くなりますが、夏バテやら何やら諸事情により、行動が遅かったです。合同サークルの領家るるさんがミラクルスーパーウーマンで、申込やらwebカタログの管理やらしてくださっていたので、首の皮一枚でいろいろと繋がっていました。お忙しい中ご迷惑をおかけして申し訳なかったです。もっと自立した女になる……。
 公式アンソロは反省しかできません。締切当日の夜中10時ごろに提出、日付が変わってから誤字に気づいて再提出……。
 前回前々回は、裏表紙の参加者一覧で下から二行目の一番右端という位置にいたのですが、今回とうとう後ろから二番目、最終行でした。本当に申し訳ないです。
 そんな中でも、web版アンソロで何人もの方から感想をいただき、感謝の涙に沈んでおりました。ニンジャは永遠のヒーロー!!!
 テキレボ当日も重ねてお声がけくださった柳田のり子さん、本当にありがとうございます……!!
 そんなこんなな状況だったので企画参加志願も新刊も遅くなり。300字SSポスカラリーさん用ポスカが届いたのが、テキレボを控えた週の日曜日、新刊は火曜日。ひよたん折り本、演劇ふぇあ用のおまけ小説、フリーペーパーそれぞれの印刷が前日。焦るといろいろミスが出るもので、ひよたん折り本は最初サイズを間違えてA3で印刷する(ひよの写真がほぼ実寸大)、フリペに連絡先もろもろを載せ忘れる(しかもイベント当日昼過ぎまで気づかない)……。もっと仕事の早い&丁寧な女になろうと誓った夜半でした。
 テキレボ参加者さんの準備スキルの高さは本当に素晴らしいと思います……! 何週間も前に新刊が届いて一週間前には支度が済んでいるって……すごい……
ということで(?)ばたばた準備をし、前日は2時ごろ寝ました。


当日。
 設営から参加するため、朝7時に家を出ました。
父親には「ちょっと浅草で友達と会って買い物してくる」という間違ってはいない説明をしましたが、キャリー&紙袋(入りきらなかった設営セット)の時点でいろいろおかしかった。
 で、……浅草駅こわい。
 間違って雷門の方の改札出ちゃった! 戻り方わからないよ! 3番出口が工事中だよ!!でもエレベーターはあったのが不幸中の幸い。5分くらいうろうろして「地上に出た方が良い」という神のお告げ(前に流れていた浅草駅に関するtogetterまとめ)を思い出し、地上へ。
 はさみと定規があると便利なのよね、と唐突に思い出して飛び込んだファミマで、ファ○ポートとバトルするアジア系外国人のお兄さん二人と遭遇。まだ少しだけ時間に余裕があると思い声をかけ、共闘し、端末側でどうこうできる問題ではないことまで発覚した時点で設営開始5分前。ごめんなさいここの会社に電話してみてください本当ごめんなさい、とだけ伝えて別れて会場まで早足、設営開始ほぼジャストに到着。最後はちょっと焦りましたが、心と時間に余裕って大事ですね。あとハサミじゃなくてカッターを買いました。(どうでも良い)
 ワンピースだと動きづらいので、演劇ふぇあに参加しているアピールも兼ねてCATSの黒Tシャツとジャージに早着替えし、設営参加。すみませんあんな格好をしていましたがスタッフではありませんでした。
 今回は大きな怪我もドジもなく(前回は台車から机を下ろすときに手を滑らせて太ももに落として開場後しばらくびっこを引いていた;今は跡すら全く残っていませんよ!!)済みましたが、次回はマイ手袋を持ってこようと思いました。
 全体設営終了後はブース設営。
 今回から、しまや出版さんのダンダン段ボールminiという心強い仲間が加わりました。チラシ配りに来ていたしまや出版のお兄さんに「お世話になっています!」と声をかけて盛り上がり、ダンダン君の調子を見ていただくというアフターサービスをしていただきました……ww
 自分の設営があらかた終了したところで、参加する企画の主催さんにご挨拶に伺ったのですが、完全にタイミングを間違えました……今度は開場して落ち着いてからご挨拶に伺います……。
 Tシャツからワンピースに着替え、開場とほぼ同時にるるさんと合流して設営に手を加え、テキレボ開始。
 お昼過ぎあたりが、一番人が多かったのでしょうか。
 普段とは違う客層の方がいらしているな、とはなんとなく感じました。男性が多かったので、SFをもっとアピールすればよかったかしら……。
 自分の買い物タイムがスーパー速足でしたが、そのせいもあってか買い忘れややり忘れが多く、何度も席を立つ羽目になっておりました。ずっとそわそわばたばたしていて、るるさんや近隣サークル様にご迷惑をおかけしました……。それでも買い忘れた。買 い 忘 れ た (ハンカチ食いちぎる勢いで
当日の出会いとご縁を大事にする人間なので、目的(公式アンソロや委託の購入など)のために目の前を速足で通り過ぎてしまうサークルさんに、心の中で「ごめんなさいごめんなさい心の余裕があったらまた来ます!!」と泣き叫びながら、というシーンが何度も……。
 当日の出会い、プライスレス。
 公式アンソロ、最後の一冊に滑り込んだのは私ですごめんなさい。会場内を猛ダッシュしましたごめんなさい。というか常に移動は小走りでしたごめんなさい。ごめんなさい。(縮こまる
 ブースが舞台に近く、二度の朗読会は丁度良いくらいの音量で楽しく聞くことができました。(私は左耳の聴こえがほんのちょっと悪いのでこう感じました。全体的な音響云々は主催様及び音響に詳しい方にお任せします)
 300字SSポスカは、委託棚に行ったときに隣の方が真剣な表情で全制覇を為していらしたので、その流れるような美しい動きに便乗して全種類いただきました(その時点で完売分は除く)。参加3回目にして初めてくじを引かせていただきました。関西味のポテチ!!しるこサンド!!御本!!アクセ!!サークル賞も当たりも豪華すぎて、ブースに戻ってから「えっこれこんなに一人でいただいてきて良かったのだろうかお返ししたほうが良いのだろうか」となっていました……。うずらハート……。
 鳥散歩経由で来てくださった方に「可愛い! えっ、うずら! 珍しいですね」と言っていただけたり、ひよをご存知の方からは「ひよちゃん、ひよちゃん……」とお声がけいただけたりと、とても嬉しかったです。実はほんの一時期、折本を販売しないことも視野に入れていましたが、むしろ「ひよ」といううずらが生きていた証を出していくことが大事だなと。


戦利品に関してですが、Twitterに流した大量購入は、私がイベント初心者(=参加者様の既刊を所持していない)&テキレボの買いやすい雰囲気、が影響していると思います。
他イベントを批判するつもりは毛頭ありませんが、ただ無機質にブースが並んで作者様も下を向いてスマホを弄ったりスケブを描いていらっしゃるイベントとは違い、テキレボは皆様、お声がけをしてくださいます。
 そのおかげで、「当日の出会いが第一」主義の私はとても買いやすかったです。
 ぶっちゃけますと、直参ということもあり、webカタログはほとんどチェックしておりません。当日の出会い、プライスレス。
 そのおかげでいろいろあったという面もありましたが、それは後述。



 楽しい時間はあっという間に終わり、バラシと懇親会へ。
バラシは黒Tに着替えている余裕がありませんでした。
手搬入だったので、当然手搬出。戦利品と自分の本、設営グッズをキャリーと紙袋2つに詰め込みましたが、重い。
 「懇親会や打ち上げで絶対必要になる!」と、300字SSポスカやひよたんポスカ、ペーパーを手持ちにしておいたのが後になって幸いしました。
 懇親会は静岡マルシェの方のお話や、テキレボとは如何なる存在か、などのお話を聞きながらお菓子でまったり。席順(左隣に大声でお話しされているグループがいらした)やお話ししている間のBGM、会場の空気など諸要因あったのでしょうが、少しマイクが聞き取りづらいかなと感じました。
 懇親会終了後はるるさん、とやさんと一足先に会場を出て、浅草寺を突き抜けて打ち上げ会場へ……行くまでに、屋台の洗礼を受けました。
 もう店を閉めるので、あんず飴をどれでも2個で100円と言われたら、それはもう買うしかない。買うしかない。(冴凪は無類のあんず飴好きです)
 水飴ってお腹に溜まりますね。
 その後、道に1度だけ迷いながらも、三人寄れば何とやらで打ち上げ会場到着。本隊到着の数分前でした。
 打ち上げ会場ではテーブル単位で自己紹介、名刺や無配交換……の流れになったのですが、名刺入れを開けてぶっ倒れそうになりました。残部が3枚(+古いの6枚)。慌てて300字SSとひよたんポスカ、ペーパー、名刺をミックスしてお渡ししたのですが、今度はサイトのURLが変わったことを明記していないことに気づき……。事前にもっとしっかり準備しておくべきだったと痛感しました。
正しいURLはこちらです→http://shorearobustasana.web.fc2.com/textrevo4.html
 打ち上げでは夕凪さんとSFで盛り上がり、小太郎さんの深イイ(?)お話を伺い、3時間があっという間でした。壁の席を占拠していて、場所を移動する暇もなかった……。
 あとこちらのテーブルも烏龍茶は2Lペットボトル+氷入りピッチャーでした。
 二次会は場所を移動してオサレなイタリアンへ。浅草なので是非とも電気ブランを飲んでみたかったのですが、疲労の体にストレートに流し込むのは危ないと思い電気ブランハイボールに。(悠川さんが電気ブランを召し上がっていらして、当日もツイートを拝見した時もあああやっぱり頼めば良かったと思ったのは秘密です)
 内臓脂肪アンソロ、これは感動の良作の予感しかしません。
 解散後は一人カラオケオールで、暴走Pや自分の創作キャラのイメージソングを歌いながら一晩過ごしていました。楽しかった。でも途中で左手が筋肉痛を越えた麻痺状態に襲われて死ぬかと思いました。寝ないと死ぬ人間なのでちゃんと寝ましたよ。
 翌朝7時ごろ帰宅、戦利品を整理して、私のテキレボ4は終了しました。



以下は当日のいろいろ。
○企画関連
各参加企画ごとに。

・300字SS
 Twitterでも流しましたが、お買い物代行〆切当日に灰色背景の赤文字で「300字SS」とだけ書いた画像&規定に沿ったタイトルをwebカタログに登録しました。ある程度の数は出ました。ご参考までに。
 代行含め、東京カラー印刷様から届いた枚数の1/3ほど捌けました。
 「300字SSありますよー、よろしければどうぞー」の声かけでブースに足を止めて下さった方が多かった印象です。購入につながったかはまた別なので、そのあたりは自ブースのアピール力かなと。
 今回初めてくじを引く側に参加しました。素敵なあれやそれやをいただきました。次回はサークル賞を出せないかと画策中です。狭山茶??

・机上小説家
 依頼1作品、フリー1作品。どちらもSFでした。
 次回はもう少し宣伝やアピールを頑張ってみようかなと思います。
 机上小説家に参加すると、ブースに座っているときの心掛けが違います。しゃんと背筋が伸びます。当日も書くぞ!という意気込みで張り合いが出ます。

・鳥散歩
 前述しましたが、鳥散歩経由で来てくださった方が少なくとも1人。
 そして、いつもひよたんの事でお声がけくださっていた方が数名。本当にありがとうございます。空でおとーふっぽい雲をつつきながら喜んでいると思います。この時期は去年も一昨年も「ぽんぽんたい」を発症して、病院に駆け込む日々だったことを思い出しました。ひよっ。

・演劇ふぇあ
 『ひとさじの幻想曲』を購入してくださった方全員に「演劇ふぇあに参加していましてー……」と言いながらおまけペーパーを挟んでいたので、演劇ふぇあ経由かどうか確認し忘れたのが僅かな心残りでした。設営中にCATSの黒Tシャツを着ていたのが本番だった気がしまする。台本書いてみたい。



○ブースとして良かったところ。
 ・ダンダン段ボール君、素敵。アフターケアも万全。(当日のイベント状況によると思いますが)。Miniじゃなくて大きいのを買えば良かったかなとも思いつつ、結論としては素敵。
 ・今回からA3まで吊り下げられるタイプのPOPスタンドを導入し、るるさんが作成してくださったA3サイズのPOP(参加企画のアイコン入り)を貼りました。それに目を止めてくださる方が多かったです。
 ・ちらっとでもブースに目を向けてくださった方にお声がけできた、ような気がします。
 ・新刊既刊がほぼ同数出たのがびっくりでした。でも確かに、参加者側の立場なら、まずは第1巻から購入するよなぁと。刷り増しはこの半年でじっくり検討します。


○ブースとして次回引き継ぎ事項、という名前の覚書。
 ・無料配布を増やしてみる? 結構効果的。Twitterの戦利品写真を見ても。
 ・上と関連するが、興味を持ってくださった方にすぐさま提示できる作品や抜き書きを準備する。今回準備していたのは演劇ふぇあ用特典ペーパーだったので、ごり押しできず無念。むしろごり押ししても良かったんじゃないかと後悔。
 ・奥付と連絡先、URLは正しいものを。これ超大事。


○イベント全体として気になったところ。
 ・webカタログを見た時からですが、というより前々回からずっとですが、ジャンル配置が不思議だなぁと思いました。ファンタジーは一島二島作っているのに、SFは分散している&不思議な配置だなぁと。全体的に、入口から見て奥&遠くに押しやられた(語弊があったら本当に申し訳ないのですが、実は三回とも感じております)というイメージ。
 ・上記とも関連しますが、ジャンルを2つ以上掛け持ちしている場合、どちらのジャンルで登録するかが、少なくともブース配置とwebカタログでは大きく影響するのだなと感じました。私の場合、もし今後、書き溜めているファンタジーを本にした場合、登録ジャンルとしてはSFとファンタジーの二者択一になってしまうのかなと。それは少し、切られたジャンルからするとさみしいなと。(おそらく次回もSFで登録しますが)
あるいは逆に、ファンタジーやライトノベルの中にひっそりと存在しているSFをどう抽出するのか。これはwebカタログの使い方やら宣伝方法やらにも関わってきそうなので、これ以上は申しません。
 主催者様からすれば大変お手数をおかけすることとは思いますが、二つ三つ、ジャンルを登録するなにがしかの手段があれば嬉しいなと思います。「多様性」と「文化祭」がテキレボの売りなら、特に。(とても難しいとは思います。そこを補うのが有志の企画なのかなとも思いつつ、秋)
 ・バラシのときに出ていた廃段ボールの山。あれ、個人情報がきちんと剥がされ、段ボールに書かれていなければ、いただいて着払い用に再使用させていただけないでしょうか……? 手搬入組がたくさんの戦利品を仕入れた時の救済措置として、捨てる段ボールを再利用させていただければ、ごみのかさも減るし、腕が壊れなくて済むし、一石二鳥以上の効果かなと……。


○自分の反省点。兼、覚書
・買った本、どこまで写真と題名を公表して良いの? 戦利品と呼ぶ文化、もしかしてテキレボだけ? 作者様は明記しなかったけれど、もしTwitterでの宣伝活動を今後テキレボ委員会が最重要項目として置くなら、作者様のTwitterアドレスを調べ上げて載せることが大事になってくるの? →これは今後のテキレボの流れを注視しながらかなぁと。
委託分は題名も明記してほしい、というTLの流れを受けて写真ツイートに続ける形で書きましたが、直参分はどうすれば良いのかと。戸惑いながらもとりあえず、委託直参の垣根を問わずタイトルだけ明記しました。(万が一、Twitterに写真や題名を乗せることに関して委託直参を問わず問題がある場合、Twitter(@shorearobusta_s)または(shorearobusta.sana@gmail.com)にご連絡ください。応対いたします)
 ・戦利品と称し、購入した本だけの重さを量ったのは誤解を招く行為だったかなぁと。
単純に、「アラサー女子が手で担いで帰った荷物の重さを戯れに測ってみたら(購入した分=搬入した時より増えた分だけで)こんな感じだったよ」ということです。それ以上もそれ以下もありません。が、一部の方にはネタの範疇を越えて、誤解を生む表記だったのかしらと。
ですがこれも表現の一部であるため、冴凪がツイートした部分に関しては自身で責任を持ち、撤回は致しません。
が、今度は誤解を生まない、みんなにわかりやすい表現を目指したいと思います。




○総括 テキレボに寄せて
 私は自分の作品を本にして売ることなど考えていないころ、とやさんの出展を知ってテキレボ第1回に一般参加としてお邪魔し、「ここなら楽しそう!(ちょっと一般参加ではよくわからない単語もマイクで流れていたしなんだか参加者様だけですっごく盛り上がっていてもしかしたら入りにくいのかもしれないけれど無理くりねじ込めば)参加できそう!」と思えたために、第2回から参加させていただいております。
 イベント参加経験は2年目3回目。テキレボ参加は3回目。つまり、出展する側としてはこのテキレボの空気しか存じ上げません。テキレボとは何ぞやの紹介ツイートに、敢えて「文化祭」という単語を使わせていただきましたが、それは意図してのものです。文化祭の雰囲気だからこそ、私は参加できそうだなと思ったのです。イベントの雰囲気の是非は、私のような2年目の初心者が語るべきものではないと思い口を閉ざしますが、こういった経緯で参加した者もいると知っていただければ幸いです。



次回テキレボ5は、合同サークルではなく、個人参加+委託?の節が濃厚となっております……。
もっと自立した女になる。そこが第一の課題ですね。
ですが、雨が降ろうと槍が降ろうと、うずらや。の轂冴凪はホットミルク系SF本をひっさげて4月1日に参上すると思います。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
このコメント自体が"嘘"にならないことを願って。


とってもどうでも良いことですが、この時点で7000字越えということにびっくりです。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

それでは、またいつか。

2016.10.10
茶の郷にて
轂冴凪

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